こんにちは、とぅるーぱーです。
今回はボジョレー・ヌーヴォー(Beaujolais Nouveau )に関して述べていきたいと思います。一度は聞いたことがあると思いますが、ワインのお祭りみたいなものです(日本の中では)。さて私はこの「お祭り」に否定的な意見で、新酒を買うことはおすすめしていません。買うなとは言いませんが・・・
まずボジョレー・ヌーヴォーとは何かから伝授していきたいと思います。
目次
そもそもボジョレー・ヌーヴォー(Beaujolais Nouveau)とは?
フランスのブルゴーニュ地方ボジョレー地区で作られる新しい赤ワインのことを指します。ヌーヴォーとは「新酒」の意です。なのでボジョレー地区の様々なワイナリー、メーカーの数だけこの「新酒」の種類は存在します。
新酒は、その年に収穫されたブドウの出来を確認する試飲のために用いられ、炭酸ガスを注入する急速発酵技術を用いて数週間醸造されます。発酵の時間はどうしても短いため、深みはなく薄っぺらい味になってしまいます。つまり、ボジョレー・ヌーヴォーとは、
- ワイナリーにとっては、無事にブドウを収穫できたことをお祝いするため
- 販売業者にとっては、購入量を決定するのに参考にするため
これが本来の理由なのです。
ボジョレー・ヌーヴォーをおすすめしないワケ
ボジョレー・ヌーヴォーを業者以外が飲むことはほとんどありませんが、日本人は例外です。海外の人が驚くほど飲みます。海外に住む友人も「なぜ日本人は新酒を飲むのか」と不思議がっていました。
実は、日本のワイン消費量は海外に比べて極端に低いです。(そのため当ブログでどんどん広めているんですが・・・。)消費量をフランスが100%とすると日本は2%ほどです。しかし、ボジョレー・ヌーヴォーの輸入量はフランスやイタリアなどの消費量が多い国に比べて、日本が10~20倍ほどの差をつけて多いです。
これは日本人が海外のお祭りを取り入れて(パクって?)、日本風に変えるという習慣があるからだと思います。ハロウィンやバレンタインデーなんかを見ても明白だと思います。日本人にとって、背景はともかく楽しければ良いという意識がこのようなボジョレー・ヌーヴォー・フィーバーを起こしていると思われます。
またアサヒやサントリーといった大企業の「ボジョレー・ヌーヴォー」推しによって消費者の購買意欲を掻き立てられているのも原因の一つと言えます。
- ボジョレー・ヌーヴォーは元々一般人にとってのイベントではないこと
- ボジョレー・ヌーヴォーは、醸造度合いが少なく深みがない。おいしいとは言えないこと
- メーカー、小売業者の販売戦略に乗せられていること
これが私がボジョレー・ヌーヴォーをおすすめしない理由です。
とは言いつつも・・・
おすすめはしませんが、せっかく日本はボジョレー・ヌーヴォーを輸入しているので、一本、二本ぐらいは購入しても良いと思います。なにより、色んなワインを飲むという経験を積むことが大事だからです。
Amazonや楽天、ワインショップでボジョレー・ヌーヴォーの特集をしていたりするので、検索して飲んでみてもいいかもしれません。