前回、
シャトー・メルシャン ワイン好きは一度は行くべきワイナリーツアー
で紹介しきれなかった、シャトーメルシャンのワイナリーツアー テイスティング編です。
それにしても、このテイスティングで試飲したワインはどれも美味しかったです!
ではでは早速見ていきましょう!
目次
24,700円分のワインを試飲できる!?
プレミアムコースのテイスティングでは、
- 白ワイン×4種類
- 赤ワイン×2種類
試飲することができます。
前回、上野さんという方がツアーの担当をしてくださいました。
名前を覚えておいてくださいと言いましたが、意外なところで出てくるのでお楽しみに!
1.(イチオシ!) シャトー・メルシャン 北信シャルドネ RDC 千曲川左岸収穫 2016
今回のテイスティングで一番美味しかったワインを紹介します。
出し惜しみはしない主義です!(笑)
メルシャンは、長野県北信地区の千曲川の右岸と左岸でブドウ作りをしています。
各岸でできあがるワインは異なり、今回紹介した左岸は地質が粘土質で、アロマや香りが特徴的になります。
飲んだ感想
香りはナッツやバニラのような独特の甘い香りを感じました。
口に含むと酸味は弱いものの、豊かな果実味を感じます。
味の広がりも良く、口・鼻孔でパイナップルやマンゴーなどの味を感じられます。
シャルドネの味もしつつ、それにプラスした熟成に時間をかけて出される特有の味わいもします。
余韻も比較的長く、テイスティング中も話半分に堪能してしまいました。
値段は7,000円ほどですが、いままでにない上品質なシャルドネワインを飲むことができます。
日本ワインと言えど、今では侮ることがまったくできません。
ぜひご賞味あれ。
2.シャトー・メルシャン 甲州グリ・ド・グリ 2016
次は甲州を使用した白ワインです。
グリ(Gris)とはフランス語で、淡い灰色という意味です。
飲んだ感想
香りは紅茶、アプリコットのような上品な甘みが感じられます。
口に含むと酸味はそこそこに、まろやかな甘みが広がります。
余韻はさほどなく、気軽に飲めるワインでした。
3.シャトー・メルシャン 北信シャルドネ アンウッデッド 2016
こちらも1本目のワインと同じくシャルドネです。
長野県北信地区で収穫されたシャルドネを使用しています。
北信地区の左岸は緯度が高いものの標高がそれほど高くなく、豊潤なアロマと穏やかな酸味。
右岸は標高が高く新鮮な酸味と重厚な味わいが感じられます。
そんな北信地区のシャルドネを使用しています。
飲んだ感想
香りは柑橘系のオレンジやレモンの香りが感じられます。
南国フルーツのパイナップルなども感じられました。
口に含むと、豊かな甘みに柔らかな酸味がありました。
桃や甘い果実が口いっぱいに広がります。シャルドネ特有の重く豊かな味を楽しむことができます。
余韻はなかなかあり、長く楽しめるのではないでしょうか。
ただシャルドネだけで見ると、1番目の千曲川左岸収穫のほうが、味の広がり・複雑さ・上品さは格段に上でした。
4.シャトー・メルシャン 穂坂マスカットベーリーA 2014
山形県のタケダワイナリーに続き2本目のマスカットベーリーAです。
穂坂は、標高の高い南アルプスを望む丘陵地帯にあります。
なので太陽の光を浴びやすく、かつ気温の寒暖差が激しいので、より豊かな味わいあるワインが生まれます。
飲んだ感想
色は澄んでおり、明るいルビー色で濃すぎない。
香りはイチゴやチェリーなどの赤い果実に樽香。
イチゴと樽香が混ざり、ヴァニラ香がより強く感じられました。
口に含むと豊かな甘みと、穏やかな酸味に包まれます。
甘いものが好きな方に特におすすめできるワインです。
甘すぎず、かといってバランスが崩れることなく、最後まで楽しむことができます。
5.シャトー・メルシャン 椀子メルロー 2015
椀子と書いて「マリコ」と呼びます。
長野県上田市にある、シャトーメルシャンの自社畑でメルロが育てられています。
飲んだ感想
色はマスカットベーリーAより濃く、暗いガーネット色です。
香りはチョコやコーヒーなど少し甘みのある焦げた香りがします。
口に含むと、カシスやブラックベリーのタンニンが豊富な赤ワインに代表される甘みあるタンニンの味わいが広がりました。
余韻はそこそこ。
6.シャトー・メルシャン 甲州きいろ香キュヴェ・ウエノ 2016
そういえばワイナリーツアーのガイドをしてくれたのは、上野さんでしたね?
ん?キュヴェウエノ??
そうです!上野さんが管理をしている「上野園」の畑で収穫したブドウを使っているんです。
自分で作ったブドウ・ワインを他人に紹介している上野さんはイキイキしていました。
単一畑から収穫された甲州だけを用いているこの「きいろ香」は、
シャトー・メルシャン ワイン好きは一度は行くべきワイナリーツアー
の冒頭でも紹介した、アメリカのワイン雑誌「ワイン・スペクテイター」で87点を獲得するなど、日本のワインの中でも特に評価の高いワインと言えます。(受賞したのは2014ヴィンテージ)
飲んだ感想
色は淡い黄色で澄んでいます。
粘度はあまりなく、味の重厚感はなさそうなイメージ。
香りは、柑橘系が印象強いです。
口に含むと、穏やかな甘みに少しはっきりとした酸味が感じられます。
爽やかかと思いきや、シャルドネのような重厚感ある果実感が口いっぱいに広がります。
意外にも味はしっかりしていました。
余韻はそこそこあり、しっかり楽しむことができます。
シャトー・メルシャンで購入した2本のワイン
1.シャトー・メルシャン 甲州きいろ香キュヴェ・ウエノ 2016
ワインテイスティングでも最後に紹介した甲州きいろ香キュヴェ・ウエノですが、今回結構おいしかったので購入しました。
家に持ち帰っても、テイスティング同様に柑橘系の香り・味、しっかりとした果実味とはっきりした酸味がとても心地よかったです。
2.大森ケルナー 2017
そしてどこかのブログで一度名前だけ聞いたことがあり、ずっと飲みたいと思っていた大森ケルナー2017です。
ケルナーは特に北海道などの冷涼な気候の土地で育てられることが多いです。
ちなみにこのワインは、シャトー・メルシャン勝沼ワイナリー限定のワインなので、シャトーを訪れないと飲むことができません!貴重!
飲んだ感想
色はやや緑がかった熟成のほとんどしていないイメージ。
香りは柑橘系、など爽やかな白特有の香り。
口に含むと控えめの甘味に、キリッとした酸味が感じられます。
冷やして飲むのがおすすめです。
余韻はそこそこ。
さっぱりした食べ物なら大森ケルナー。
少しコテッとしたものならきいろ香がおすすめですね。
まとめ
今回はシャトー・メルシャン ワイナリーツアーのテイスティングで出たワイン、
そしてシャトー・メルシャンで購入したワインを紹介しました。
特にテイスティングで飲んだ、北信シャルドネ RDC 千曲川左岸収穫 2016は格別の上手さでした。
今回は甲州やメルシャン限定のワインを購入しようと決めていたので買いませんでした。
が、いつかまた飲みたいです、というか飲みに行きます!
そしてキュヴェウエノの2014ヴィンテージも飲んでみたいですね。
世界に評価された味を確かめてみたいです。
と、1つのワイナリーを訪れるだけでこんなにもワインを飲むことができます。
勉強がてら、旅行がてら、シャトー・メルシャンを訪れてみてはいかがでしょうか?
今回飲んだワインはこれ!
テイスティングで飲んだワインは各紹介している所から見ることができます。
今回はテイスティングしたワインの章で紹介しています。
ワインのネットショップで私もよく利用している、京橋ワインでもメルシャンのワインを取り扱ってます。
楽天・Amazonにない場合はぜひ覗いてみてください。
⇒ワイン専門リカーショップ
次に見ておきたい記事はこれ!!
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