ワインエキスパートの勉強を3月くらいから初めて8月末まで続けていました。
正直、仕事を朝早くから夜遅くまでした合間の勉強は大変でした。
今回は、
・どういう風に勉強を進めたか
・身についた勉強方法
・2次試験はどんな感じで勉強していくか(おまけ)
をお伝えしていきます。
目次
ワインエキスパート1次試験は決して簡単ではない
まずはワインエキスパートとは何かというところから・・・
ご存知の方はこの章は飛ばしてください!
ワインエキスパートとは?
ワインソムリエ(以下、ソムリエ)は聞いたことがあると思います。
ソムリエはレストラン・飲食店に勤務している人しか受験することができません。
しかし、ワインエキスパートは誰でも受験することができます。
受験するのに条件はあるの?
ワインエキスパートとソムリエと受験する上で異なる点は、上で挙げた受験資格だけではなく、
試験の流れも異なります。
マーク式の1次試験は同じですが、そのほかが異なります。
2次試験はどちらもテイスティングですが、ソムリエには論述試験が含まれています。
またソムリエには3次試験でサービス実技の試験があります。
ワインエキスパートとは、
・いずれの資格も第一次試験日において年齢20歳以上の方
・酒類、飲料、食全般の専門的知識、テイスティング能力を有する
・職種、経験は不問 ソムリエ職種に就かれていて受験に必要な経験年数に満たない方
であれば受験することができます。
ソムリエは、
◆酒類・飲料を提供する飲食サービス
◆酒類・飲料の仕入れ、管理、輸出入、流通、販売、製造、教育機関講師
◆酒類・飲料を取り扱うコンサルタント業務
を通算3年以上経験していないと受験することができません。
なので、受験資格に満たない人のためにもエキスパート資格があります。
もちろん、趣味でワインの体系的な知識を身に着けたいと考えている人のためにも、エキスパートの資格があります。
資格を持っていると何がある?
ソムリエの資格を持っていると、酒類に携わる業務において一定のステータスを得ることができます。
ワインを扱うレストランでは、サーブや管理など専門職として扱われます。
一方、エキスパートは、レストランなどでは効果を発揮しません。
酒類販売などでは、その知識を生かすことができるため、ソムリエ同様一定のステータスを持つことができます。
とはいえ、「ワインと言えばソムリエ」ということが広く認識されているため、ワインエキスパートという資格は、世間的にマイナーな資格と言えます。
どんな勉強をして1次試験に合格したか?
勉強に使ったテキスト・問題集は3つ
4月くらいから試験勉強を始めましたが、当初持っていたテキストは「教本」だけでした。
受験者全員に送付される教本は、『日本ソムリエ協会教本』でソムリエ協会が出版しています。
ただ717ページと多すぎるので、さすがにこれをメインにした勉強はできないなと・・・・
そこで要点を抑えたテキストがないか調べました。
杉山明日香氏の『受験のプロに教わる ソムリエ試験対策講座 ワイン地図帳付き<2019年度版>』
というAmazonや他のブログなどで評価の高いテキストを見つけました!
このテキストの最大の特徴は、今年の教本を参考にして執筆されているということです。
大抵のテキストは、昨年の教本の内容を参考にして執筆されています。
すると1年の違いというのは結構あり、中には重要ポイントが漏れたテキストもあるそうです。
そんな、漏れのないテキストですが、販売される時期は4月以降、大体5月頃と少し遅いです。
勉強時間がその分少なくなるのは唯一のデメリットです。
※Amazonの「ソムリエ・ワインアドバイザー・ワインエキスパート資格・検定関連書籍」カテゴリでベストセラー1位でした。
問題集は一次試験を受けていた人の話を参考に・・・
試験直前までは、ワイン受験.comの問題を繰り返し解いていました。
たくさんのワインに関する過去問を解くことができ、過去問を通した基本的な知識はこれで定着させることができました。
ただし、あくまで過去問なわけなので、練習にはなりますが、模試のような予想問題を解くことはできません。
そこで実力試しになる予想問題集を探し、とある方々に絶賛されていた問題集を試しに購入しました。
『覚えやすく、学びやすい、ソムリエ試験対策問題集 2019年度版 CBT方式に勝つ!受験のプロが分析した出題実績◎の1000問』
という問題集です。
ちなみにとある方々とは、一次試験を既に受験済みの方々です。
どんな問題が出たかという話で、2,3言目には上記の問題集から出題されたという話をよく聞きました。
ちなみに私もこの問題集をばっちり解いて試験を受けたんですが、まさに皆さんのおっしゃる通り!
この問題集から同じ問題が3割近く出題されました。
すごいおすすめです・・・!!
以上、私が1次試験を突破するために行った勉強方法でした!
2次試験はどんな風に勉強する?
2次試験はテイスティングです。
五感をフルに活用してワインを分析し、酸味は・・・香りは・・・~という国の~という品種で・・・
と、そのワインに合った選択肢を選ばなくてはいけません。
具体的な勉強方法として、
・主な品種のワインを一通りテイスティングする。
・各品種の特徴を覚える
この2つが挙げられます。
ワインの味は経験しておかないと特徴を覚えられません。
例えば、カベルネ・ソーヴィニヨンのピーマンのような香り、ざらざらしたタンニンとか。
ある程度、品種によって特徴を一意に捉えることができるので、テイスティングの選択肢を覚えておくべきだと判断しました。
この勉強法で合格できるかまた報告させていただきます!
まとめ
今回は、ワインエキスパートの1次試験合格の報告と、どういった勉強をしたかをお伝えしました。
勉強方法にはそれぞれ得手不得手があります。
今回紹介したもので必ず合格する!なんてことはありませんが、勉強方法の一つとして参考にしていただければと思います。
2019年の募集は終了していますので、ソムリエ・エキスパートの資格を取りたい方は、ぜひ2020年の試験でその思いをぶつけてください!
今回紹介した、テキストや問題集